スタートアップとのオープンイノベーションに取組む㈱イオン銀行の松橋代表と、年間600以上のメンタリングを行っている㈱ユニコーンファームの田所代表が、スタートアップの心構えや押さえるべき要点についての話しました。
2024年2月11日(日)に、人気につき増席した58人がport.cloud(広島市中区)会場に集まり、新規事業を創出しているゲストの話に聞き入りました。
松橋 正明 氏(株式会社セブン銀行 代表取締役社長)から、業界初のコンビニATM事業確立に顧客の声を聞くことを大切にしたことや、スタートアップとのオープンイノベーションは新しい社会課題を見つけ解決する絶好の機会であり、一緒に最後までやりきるよう努めていることなどを話しました。
田所 雅之 氏(株式会社ユニコーンファーム 代表取締役CEO)から、自分の作りたいモノを事業ドメインの中心に据えるとユーザーニーズにフィットせず失敗してしまう場合が多いため、ユーザーが潜在的にあきらめていることを顕在化させることから始めることが肝要であること、ユーザーフィットのためにアイデアのコア部分を軸足に、それ以外を大幅変更することはよくあるなど、豊富な事例を交えて話しをしました。
ピッチイベントでは創業前後の4人がプレゼンしました。今井恵子さん(Patternstorage㈱代表取締役)は、自社の多品種小ロット生産に特化したアパレル生産管理クラウドについて、多種多様な受注情報をAI技術を用いて自動補完しながらシステムに登録するサービスについて発表しました。松橋氏と田所氏からは、事業拡大の方向性や付加価値を拡大するための視座について、潜在を含めたユーザーの悩みを聞くためにはペルソナに使ってもらって把握する方法があるなど、それぞれの発表者にアドバイスをしました。
その後の交流会では、登壇者を含めた参加者のネットワークづくりも行われ、今後の展開が期待されるセミナーとなりました。