よろず支援拠点支援事例
バスクチーズ専門店化で支店売上125%!コロナに負けず、新店オープンも成功!
相談内容
- 広島市内の西洋菓子店「カトル・フィユ」様は、人気店として地元の方を中心に高く支持されてきたが、近年は売上が伸び悩み、経営的にも赤字となり始めた。
- まず駅ナカ店の業績不振から改善したい。そして将来を見据えたブランド戦略の強化で広島から全国に躍進したい。との思いで広島県よろず支援拠点を来訪された。
課題と対応
- ヒアリングや商品分析、現場調査の結果、駅ナカ店の業績不振の理由は、品揃えが多く、配送・在庫管理・接客に手間がかかる上、一押し商材が見えないこと気づき、お客様への商品ブランド力のアピール強化と労働生産性の向上が課題と考えた。
- 駅ナカの立地優位性を生かすブランド強化と専門店化による労働生産性の向上にも繋がると判断し、駅ナカ店を「バスクチーズ専門店」へ業態変更する支援を実施。商品ラインナップの絞り込み、店頭看板や商品のレイアウトやパッケージなど、業者にデザインを依頼する際のポイントとなるブランドイメージの統一を提案した。
- その後、別立地での新店創業の支援も併せて支援することになり、駅ナカ店の専門店業態を引継ぎ、強固な経営戦略を実現するミニマム店舗の採用を提案した。集客やブランドイメージを左右する立地は拘るも、販売を主とするミニマム店舗にして、人件費と家賃などの固定費を徹底的に抑える。その提案をもとに代表が創意工夫を重ねて新店をオープンしたのは、コロナ禍の4月であった。
支援成果
- 「駅ナカ店」は、バスクチーズ専門店化による「専門店ブランド戦略」で月間平均売上が、改装前後で125%に拡大し、商品を絞込んだ結果、配送・在庫管理・接客の手間が削減されて労働生産性が向上した。
- 「並木通り新店」は、駅ナカ店で確立した「専門店ブランド戦略」と不況に強い「ミニマム経営戦略」でコロナ渦の中でも、目標売上を上回り、営業利益も確保できた。
- 結果的に、この「専門店ブランド戦略」と「ミニマム経営戦略」は、本店を含む全体経営にも影響して、年間総売上が相談前後で110%以上に拡大、赤字から黒字化を実現できた。
- 「並木通り新店」は、駅ナカ店で確立した「専門店ブランド戦略」と不況に強い「ミニマム経営戦略」でコロナ渦の中でも、目標売上を上回り、営業利益も確保できた。
支援前⇒支援後
支援対象企業の声
まず、担当Coとタイミング良く出会えたことに感謝しています。以前からやるべきことはわかっていても、日々多忙で何から手をつけたら良いのかわからず、気持ちだけ焦っていました。そんな中、担当Coに現在の悩みや将来展望をじっくり聞いて頂き、客観的な課題の整理から、今後すべき取組み事項を優先順位で具体的かつ継続的にアドバイス頂けたことが、大きな後押しとなりました。
担当窓口
広島県よろず支援拠点
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